水俣は私の故郷です。熊本県最南端に位置し、鹿児島県出水市に隣接しています。水俣病という不幸な歴史もありますが、水銀ヘドロのあった入江は埋め立てられ「エコパーク」となっていて、公害の教訓を忘れないで環境問題を考える場ともなっています。
水俣北部の海沿いにある温泉地です。温泉旅館やホテルは7~8軒で、湯の児島や海水浴場もあり、海の向こうには天草諸島が広がる風光明媚なところです。春は、海岸道路から温泉までの道路脇にたくさんの桜並木が続き、花見の名所でもあります。

桜の湯の児温泉 全景パノラマ
湯の児温泉 温泉街と湯の児島(左側)

西湯の児 フィシングパークとドンガバチョ号

湯の児から水俣病研究センター(山の上)を望む

湯の児温泉街

湯の児海岸通り全景

湯の児海岸通路の桜並木

百間港のあった入江には、水俣病の原因となったヘド堆積していたため、昭和50年代に大規模な埋め立て事業が始まり、現在のエコパークとなりました。運動場、公園、竹林園などの色々施設が作られて、スポーツ大会、散歩、イベントなど、市民のレクリエーションの場として活用されています。埋め立て地ではありませんが、元岬だった高台には、「水俣病資料館」など水俣病を後世に伝えていくための施設もあり修学旅行のコースともなっているようです。
エコパーク水俣

竹林園看板

竹林園通路

竹林園の海

竹林園の川

花の里 バラ園

花の里 バラ園

親水公園

水俣病慰霊碑

水俣病情報センター

水俣病資料館

水俣病環境センター

水俣メモリアル 屋上に108個の球のモニュメントがあります

水俣には鹿児島本線と山野線の2本の鉄道が通っていましたが、昭和年に山野線が廃線となり、線路を撤去した跡地は「日本一長い運動場」として整備されました。水俣駅近くにある山手町踏切(写真下 左 ここは子供の頃私の通学路でした)から旧久木野駅まで約13Kmの距離があり、散歩やサイクリングに利用されています。私も途中まで自転車で行ったことがありましたが(下の写真を撮った時)、いつか久木野まで行ってみようかなと思ってます。でも歩くと往復6時間ぐらいかかりそうですね。う~~ん無理かな?
日本一長い運動場入口

日本一長い運動場看板

日本一長い運動場

日本一長い運動場看板

水俣市街地からならどこからでも見える台形の山です。頂上には各テレビ局の中継アンテナが設置されていて、まわりは桜やコスモスが植えられた公園となっていて、湯の児ともに水俣の桜の名所でもあります。公園には広場の周りを歩けるスカイロードという歩道橋もあり、水俣市街地や天草諸島が眺めることもできます。コスモスの季節には「コスモス祭り」も開催されます。
中尾山山頂スカイロードから広場、テレビ中継局アンテナを望む

水俣川から望む中尾山

中尾山の桜 山頂広場付近

中尾山の桜 山頂広場付近

中尾山のコスモス 山頂広場付近

中尾山コスモスと展望台

水俣南部の山間にあるひなびた温泉です。7~8軒の旅館や、共同浴場もあり、昔から湯治場として利用されています。秋には湯出神社の紅葉が綺麗ですが、温泉街から川沿いに上っていったところに湯出七滝と呼ばれている七つの滝もあります。しかし、最後にある箱滝までの道中は、一応遊歩道が作られていますが、途中は急斜面や草むらなどもあり、4~50分もかかるため、散歩感覚では行けません。下の写真を撮りにいった時、途中の草むらで滑って土手を落ちそうになったこともありました。何といっても最後から2番目の「大滝」はその名の通り、落差の大きい立派な滝で一見の価値があります。もっとアクセスが良ければ観光名所になるかもしれません。高校時代、友人と真冬の大滝を見に行ったことがありましたが、南国にしては珍しく滝の水が真っ白に凍っていました。今でも忘れられない感動的な風景でした。
湯の鶴温泉看板

湯の鶴温泉街

湯出神社紅葉

湯出神社紅葉

湯出七滝 七滝といっても写真は5つしかありません。下の看板によると、小滝と大滝の間に、唐滝、赤水滝というのがあるようですが、道から離れていたためか私は確認できませんでした。
座頭滝

母滝(のれん滝)

小滝

大滝

箱滝
